増成 美佳

ジェネラル カウンセル 兼 チーフコンプライアンス オフィサー

法務・コンプライアンスをグローバルに統括する責任を負っています。規制の厳しいヘルスケア業界において、当社の事業を、法の順守はもとより高度な倫理観と透明性をもった形で推進し、持続的で健全な成長の実現に貢献しています。また、取締役会事務局長として、コーポレートガバナンス及び取締役会の実効性の向上を通じて、株主価値の保護・企業価値の向上に努めています。

2016年に当社に入社し、事業開発部を経て、2017年から北米の法務・コンプライアンス責任者、2019年日本に帰任し、法務・コンプライアンス統括部長を務め、2020年10月から執行役員に就任しています。
北米在任中は、北米市場再参入を見据え、コマーシャル事業を支えるに足る法務・コンプライアンス組織の立ち上げにリーダーシップを発揮するとともに、コンプライアンス基盤の構築、法律・契約業務の効率化を実現しました。
日本帰国後は、当社事業のグローバル化が進む中、コンプライアンス徹底をグローバルに実現するため、世界各地のコンプライアンス責任者を統率しながら、組織体制、リスク評価、ポリシー・ガイドライン等の管理措置、教育プログラム、モニタリング等、制度全体を見直し、再構築しました。また、重要戦略・投資案件においては、事業戦略実現に必要な一員として、法務面での課題検討、直接交渉等に従事し、プロジェクトに貢献しています。

当社が掲げる長期ビジョンのもと、地理的な事業の拡大、細胞・遺伝子治療やデジタルヘルス等のソリューションに取り組む中、新たに直面するリスクのコントロールに留まらず、法務の専門的サポートを通じた事業価値創造にも取り組んでいます。

当社に入社する前は、パナソニック株式会社にて法務・コンプライアンス業務に従事しており、M&A等の戦略案件、国際法務、コンプライアンス、中国赴任を含む組織運営等の幅広い経験を有しています。

九州大学法学部で学士を、ニューヨーク大学ロースクールで修士を取得し、ニューヨーク州弁護士資格を有しています。