数値で見る白内障
白内障は、加齢と関係が深く、誰しもに起こる可能性のある病気です。目の手術というと怖いイメージがあるかもしれませんが、手術法や眼内レンズは日々進歩しています。実際にどれくらいの人が白内障の手術を受けているのか、また、どの年齢が一番多いのかを統計データで見てみましょう。ご自身の年齢や症状を考え合わせて、気になる方はぜひ眼科を受診してください。
年間の手術数(R1年度集計)
1,659,699件
白内障の手術数は、手術を必要とする治療の中でも件数がかなり多い部類になります。同年度の出生数と比べても、白内障手術の方が多く実施されています。手術には外来(日帰り)で行う場合と入院で行う場合があります。
※厚生労働省 「第6回NDBオープンデータ」参照
※内閣府 「出生数、合計特殊出生率の推移」参照
※内閣府 「令和元年中の道路交通事故の状況」参照
年齢別患者数(R1年度集計)
年齢別の患者数で見てみると、男女ともに60代から患者数が急増しているのがわかります。70代では男性が338,919 人、女性が438,349 人。80代では男性が180,934 人、女性が260,600 人もの方が白内障手術を受けています。
※厚生労働省 「第6回NDBオープンデータ」参照
年代別患者数の推移(R2年度集計)
年代別の総患者数の推移です。毎年200万人を超える方が治療を受けています。令和に入ってからはCOVID-19による医療機関への影響があり、減少傾向にあります。
※厚生労働省 「令和2年患者調査」参照
(令和2年より発表された新推計による数値です)
世代別白内障手術数(R1年度集計)
男女ともに70代、80代で約70%を占めています。男女の割合で見てみると女性が若干多い結果になりました。60代以上の男女の人口は男性が約1,931万人、女性が約2,409万人。男女比でいうと約4 : 5。人口の割合に比例した結果となりました。
※厚生労働省 「第6回NDBオープンデータ」参照
※総務省統計局「人口推計(2019年(令和元年)10月1日現在)」参照
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