知ってナットク!緑内障

緑内障について

緑内障のタイプによってどんな特徴があるのですか?
原発開放隅角緑内障は男女を問わず40歳以上に多く、進行が遅いため気づかない人がほとんどです。原発閉塞隅角緑内障は60歳以上の女性や遠視の方に多く、急性の発作(眼痛、霧視、頭痛、嘔気など)を起こす危険性があります。

原発開放隅角緑内障(広義)

隅角部の房水の排出路にあたる網目の部分(線維柱帯)が目詰まりすることで、房水の流れが悪くなり、少しずつ眼圧が上昇して緑内障を起こします。

原発開放隅角緑内障(広義)は、眼圧の高さにより2つに分けられ、眼圧が正常範囲(20mmHg以下)である緑内障を正常眼圧緑内障、眼圧が20mmHgより高いものを狭義の原発開放隅角緑内障と呼びます。

正常眼圧緑内障は眼圧が正常な以外は原発開放隅角緑内障(狭義)と同じ病態です。

原発開放隅角緑内障(広義)

原発閉塞隅角緑内障

隅角が狭いため、塞がりやすく、そのために眼圧が上昇して緑内障を起こします。

また、加齢に伴い、水晶体が厚くなってくるため、さらに隅角が狭くなり、何らかの機序で完全に隅角が閉じて急性の発作を起こすことがあります。

原発閉塞隅角緑内障

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