充血とは、目の血管が膨らんだ状態のことです。
目の血管は普段は細いため、外からは目立って見えないのですが、血管が膨らむと目立つようになり、目の表面が赤く見えてしまう症状を指します。
目の炎症には、長時間紫外線を浴びた、目にゴミが入った、コンタクトレンズの調子がよくないなどの“外部からの刺激"とアレルギー性結膜炎(花粉症)やドライアイ、ぶどう膜炎といった“病気"による炎症の可能性があります。 充血が長引いている場合、目の病気が原因かもしれません。
目を酷使する環境にいたり、目の休息を充分にとっていないと、充血があらわれる場合があります。長時間にわたるパソコンやスマートフォンの使用、テレビゲーム、または受験勉強や寝不足が続くような状況も充血の要因になります。
ポイントは、目が訴える不調のサインを正しく理解することです。
不調の原因に応じて、ケアしていきましょう。
目薬などで目に入った異物を洗い流すなどして、清潔に保ちましょう。
涙の成分に近い人工涙液タイプの目薬を使用することがオススメです。
それでも不快感や充血が続く場合は、コンタクトレンズの使用をやめて眼科へ受診を。
炎症を抑える効果のある、グリチルリチン酸二カリウムやイプシロン-アミノカプロン酸が配合された目薬を使用すると効果的です。
普段から帽子やサングラスなどを活用し、紫外線を避けることも心がけましょう。
かゆみを抑えるクロルフェニラミンマレイン酸塩やアレルギー作用を抑えるクロモグリク酸ナトリウムが配合した目薬を使用することがオススメです。
またこまめに掃除や洗濯をするなど、できるだけアレルゲン(花粉やハウスダストなど)を避けるようにしましょう。
まずは食事と休養をしっかりとり、規則正しい生活を心がけましょう。
目に栄養を与える、タウリンなどが配合された目薬を活用することも有効的です。
すぐに目の充血を取り除きたい場合は、塩酸テトラヒドロゾリンまたはナファゾリン塩酸塩という成分が配合された目薬がオススメです。膨張した血管を収縮させる効果があるので、充血を鎮めてくれます。