疾患領域

Santenは、患者さんのニーズを起点に、技術の成熟度を踏まえ、注力すべき疾患を見極め、疾患戦略を構築しています。緑内障、ドライアイ、アレルギー、加齢黄斑変性といった既存領域においては、疾患特性を踏まえた研究・開発に取り組み、各疾患領域において患者さんのニーズに応える新たな治療選択肢の創出を目指しています。 また、2035年までに目指す姿の実現に向け、近視、眼瞼下垂、遺伝性眼科疾患、翼状片といった新規領域においても、ソリューションの開発を推進しています。

未だ治療法が限定的な疾患も含めた眼科領域全般をカバー

既存領域緑内障ドライアイアレルギー加齢黄斑変性
新規領域近視眼瞼下垂遺伝性眼科疾患翼状片

近視:アプローチ

私たちは、病気の初期から後期に至るまで、患者さんやそのご家族の体験やニーズを理解するための研究を行い、その知見を踏まえながら、包括的なアプローチで近視に取り組んでいます。近視による目の不具合リスクから子どもたちを守るため、医療・研究分野の専門家の知見を踏まえ、疾患に対する正しい理解の促進に取り組んでいます。低濃度アトロピン製剤を使用した治療薬の開発と適切な疾患啓発活動、有効性と安全性を高めた次世代製品の開発、社外パートナーとの連携による患者さんにより大きな価値を提供する創薬などに取り組んでいます。
 

目の不具合の潜在的なリスクから子供たちを守る

 

- KOLと連携した疾病啓発活動

- 低用量アトロピンの製品化と価値最大化

 

- 次世代薬による低用量アトロピンの課題の克服

- 病態解明と創薬を加速する共同研究

世界における近視の割合

 2020年には30%、2050年には50% *1

*1 Ophthalmol. 123, 1036-1042, 2016

学童期の予防、進行抑制が重要

眼瞼下垂:アプローチ

眼瞼下垂は、片側または両側の上瞼が正常な位置よりも下がった状態で、上瞼を引き上げる筋肉の機能不全によって生じています。患者さんにおいては、視野への影響、生活の質(Quality of Life, QOL)の低下につながる可能性があります。世界中で数千万人が眼瞼下垂に苦しんでいるとされています*2,3。後天性眼瞼下垂の治療薬として私たちが開発しているオキシメタゾリン点眼液は、日本では2025年12月に承認を取得し、欧州・中国では第3相臨床試験を実施中です。オキシメタゾリンはα1及びα2受容体のアゴニストとして作用することが報告されています。本剤は、上眼瞼の挙上に関わる筋組織のうち、ミュラー筋のα受容体に作用して収縮させることにより、上眼瞼を拳上させると考えられています。

*2 Age Ageing 24, 21-24, 1995, *3 Eye 31, 940–946, 2017

 

視野の欠損やQOLの低下から患者さんを守る

 

- STN1013800の価値最大化および地域展開

- 疾患の啓発活動

前眼部の構造

 

*4 Ophthalmic Plast Reconstr Surg 15, 92-99. 1999