コーポレート・ガバナンス

基本的な考え方

当社は、企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させるために、コーポレートガバナンスの充実・強化が不可欠であると考えています。
当社は、監査役会設置会社を選択しており、今後も現在の制度を活用し、コーポレートガバナンスの充実・強化に取り組んでまいります。
まず、取締役会の機能は、重要な業務執行に関する意思決定を行うこと、経営陣・取締役の業務執行を監督することにあり、当社では、両機能を最大限に発揮する運営を行ってまいります。
社外取締役には、多様な経験・知識を生かし、取締役会において個々の経営課題等の意思決定に積極的に参画することを期待するとともに、経営監督機能強化の観点からの意見・提言を求めてまいります。
また、当社は社内・社外取締役で構成される任意の委員会である「戦略審議委員会」、「指名委員会」、「幹部報酬委員会」を設置し、経営の透明性・客観性の向上を図っていきます。さらに、執行役員制度の採用により、マネジメントの強化と業務執行のスピードの向上を目指してまいります。
監査役は、監査役室の活用や内部監査室との連携等により、取締役会および執行部門に対し、適法性と合わせ妥当性・有効性も視野に入れた監査を実施し、取締役会および執行部門の機能強化を図ってまいります。

コーポレートガバナンスに関する基本方針

ガバナンス報告書

企業統治体制

当社の取締役会は、法令に定めのある事項に加え、グループの経営方針、経営戦略、事業計画、重要な財産の取得や処分、重要な組織・人事に関する意志決定、当社及び子会社における業務執行の監督などを行っています。さらに、審議機関として社内外の取締役で構成される3つの委員会を設置し、経営の透明性・客観性向上に努めるとともに、執行役員制度の採用によりマネジメントの強化と業務執行のスピードアップを図るなど、コーポレート・ガバナンス体制の強化に取り組んでいます。

取締役会等の構成

Santenの取締役会は、会社法および当社定款に定める人数の範囲内において、その役割・責務を実効的に果たすための知識・経験・能力をバランスよく備え、多様性と適正規模を両立させる構成となっています。
取締役会、監査役会および任意の各種委員会の構成は下表のとおりです。

取締役会、 監査役会および任意の各種委員会の構成(2023年6月27日時点)

◎:各種委員会の委員長
 氏名取締役会監査役会戦略稟議
委員会
指名委員会幹部報酬
委員会
取締役黒川 明
     
伊藤 毅
     
大石 佳能子 (社外取締役)     
新宅 祐太郎 (社外取締役)     
皆川 邦仁 (社外取締役)     
古谷 昇 (社外取締役)     
南 多美枝 (社外取締役)     
監査役井阪 広 (常勤監査役)
     
伊香賀 正彦 (社外監査役)     
朝谷 純一 (社外監査役)     
穂高 弥生子 (社外監査役)     
開催記録 2022年4月〜2023年3月13回11回6回8回10回

取締役・監査役のスキルマトリックス(2023年6月27日時点)

当社は、その取締役・監査役候補者の指名において、①取締役会においてその出席者である取締役および監査役が経営戦略の妥当性、実現にあたってのリスク等を多面的に審議すると共に、その執行状況を適切に監督することならびに、②監査役会が、取締役会および執行部門に対し、適法性と合わせ妥当性・有効性も視野に入れた監査を実施し、その機能を十分に発揮すること、の両面をもって、持続的な企業価値向上に向けた実効性のあるガバナンス体制を確立することが重要と考えています。
一方、当社は、長期ビジョン「Santen 2030」および2023-2025年度新中期経営計画の下、医療用医薬品事業における生活者・患者様への貢献価値最大化に向けて、目を通じた社会課題の解決に取り組んでおります。また、これらの取組みにおいては、国・地域により異なる眼科医療ニーズを踏まえ、幅広く世界の人々に貢献できるよう、グローバルにリーダーシップを発揮してまいります。
当社は、企業戦略の立案・実行、適切な経営管理に加え、上述の当社理念・目指す事業の方向性に鑑み、下表の知識・経験・能力を特に重要と考えております。ライフサイエンス事業およびグローバルな視点に加え、今後も、ESG・社会貢献に関する領域等にもさらに力点を置いてまいります。取締役・監査役の登用においては、多角的な観点で経営に助言、監督が行えるよう、専門知識や経験等のバックグラウンドが異なる人材を登用することでバランスと多様性を確保し、性別、年齢、国籍、人種または民族等の区別を設けず、人物本位を重視していきます。また、議論の客観性を担保するための社内・社外取締役のバランスに配慮するとともに、取締役・監査役共に社外役員を過半数とする方針にしております。

取締役・監査役
(現在・候補者含む)

企業経営ライフ
サイエンス事業
医療現場・
患者様理解
グローバル
リーダーシップ
財務・会計法務・
リスク管理
ESG・
社会貢献
取締役黒川 明 (代表取締役)       
伊藤 毅 (代表取締役)       
大石 佳能子 (社外取締役)       
新宅 祐太郎 (社外取締役)       
皆川 邦仁(社外取締役)       
古谷 昇(社外取締役)       
南 多美枝(社外取締役)       
監査役井坂 広 (常勤監査役)       
伊香賀 正彦 (社外監査役)       
朝谷 純一 (社外監査役)       
穂高 弥生子(社外監査役)       
  • 各人保有スキルのうち、とりわけ強みのあるもの/当社事業との関連性が強いものを2~3個(最大3個)記載しています
  • オーストラリア国籍

取締役会の実効性評価

Santenの取締役会は、取締役会の役割・機能を更に向上させることを目的に、毎年実効性評価を実施しています。実効性評価結果の概要は、以下のとおりです。

監査体制

Santenでは監査役制度を採用しており、内部監査担当部署との連携により、監査の実効性・効率性を高めています。監査役会は社外監査役を含め4名で構成され、監査役は監査方針や監査計画を策定。取締役会やその他の重要会議に出席するほか、本社、主要事業所、子会社における業務及び財産の状況調査等を通じて、取締役の業務執行を監査しています。

税務方針