Santenは、経営の重要な基盤として情報セキュリティや災害等に対するITレジリエンスを強化すると共に、各ビジネスプレイヤーによるさまざまなデジタル活用を推進しています。社員一人ひとりのデジタルリテラシーを高めることで、AIをはじめとする進化し続けるデジタル技術を活用し、業務の質を向上させます。さらに、AIや自動化技術を応用して業務プロセスを革新し、業務効率と生産性を飛躍的に向上させ、創造性を高めます。また、データから得られるインサイトを基により的確な判断を迅速に行い、深い顧客理解を通じて最良の選択を目指します。
Santenは2024年にDX認定を更新しました。デジタル技術の絶え間ない進化に対し、試行錯誤を重ねながらも新しい技術を積極的に取り入れ、日々改善を重ねることで、企業としての持続可能な成長を実現し、医療従事者との信頼関係をさらに高め、患者さんと患者さんを愛する人たちに対してさらなる貢献を続ける未来を築いていきます。
データは現代のビジネスにおいて最も貴重な資産の一つですが、データそのものが価値を生み出すわけではありません。価値を生み出すためには、必要なデータが特定され、そのデータが信頼に足る品質を備え、必要な時にすぐに取り出せる形で集約されていることが重要です。さらに、それらのデータが社員にとって理解しやすく、見やすい情報という形で整理されていることが求められます。そして、社員がデータと分析に対する正しい知識を持ち、情報を理解することで知識として蓄え、その知識を基により良い判断をすることで初めて真の価値が発揮されます。
Santenでは、データから真の価値を引き出すために、次のような取り組みを行っています:
2022年2月に、経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を取得しました。これは当社の取り組みについて、経営者に求められる企業価値向上に向け実践すべき事柄を定めた「デジタルガバナンスコード」の項目に関して認定基準を満たしていることや、ステークホルダーに適切な情報開示が行われていることが評価され認定されたものです。
さらに、ISO/IEC 27001に準拠した情報セキュリティ方針を掲げ、ステークホルダーを守るための取り組みを強化しています。サイバーセキュリティプロセスの構築に加え、情報セキュリティリスクへの対応の一環として、日常の業務の中でサイバーセキュリティへの対応を効率的に習得できるようゲーミフィケーションを利用したトレーニングの実施などもグローバルで進めており、高いセキュリティ水準を保持しています。
内部統制を高める施策としては、次世代ERPの導入を進めています。地域横断型のアジャイルな組織編制により成り立つ高度専門人材チームのもと、社内プロセスの標準化と透明性の向上を目的としたグローバルプロジェクトを推進し、ビジネスモデルの変革を加速させています。標準化されたデータ基盤を会社の重要な経営資源として活用することで、 経営の迅速な意思決定と収益性の改善、新たな価値創出へつなげていきます。
これにより、社員一人ひとりが迅速かつ的確な意思決定をできるようにし、ビジネスの俊敏性と競争力の大幅な向上に貢献することを目指しています。
Santenでは、全社的に生成AIを積極的に導入し、業務の効率化と生産性の向上及び新たな価値の創出を目指しています。生成AIは現代のビジネスにおいて革新をもたらす重要な技術であり、絶え間なく進化を続けています。進化し続ける生成AIの有効性と安全性をしっかりと評価しながら、社員の良きパートナーとして活用するために以下の取り組みを行っています。
Santenは、汎用型および業務特化型の生成AIの導入と活用により、社員の業務スピードと精度を向上させ、業務効率と生産性を大幅に改善することを目指しています。生成AIを社員のパートナーとして位置づけることで、戦略的な業務に集中できる環境を整え、企業の競争力を強化し、持続可能な成長を支える基盤を築きます。
データ分析やデジタル技術がビジネスのあらゆる側面で重要性を増す中で、各社員がこれらを効果的に活用できるよう支援することは、企業の競争力を高めるために必要不可欠です。Santenでは、データ分析、生成AI、プロセス自動化などの注力エリアを中心に、社員の能力を向上させ、各自が自身の業務および個人の目標を達成するためのスキルアップを後押しする取り組みを行っています。
Santenでは、進化し続けるデジタル技術に柔軟に対応し、社員一人ひとりが正しい知識と規律の下でこれらを効果的に活用できるよう支援しています。また、日々の活動を通じて生み出されたデータをもとに、的確な判断を行うことを促進することで、医療従事者との信頼関係をさらに高め、患者さんと患者さんを愛する人たちに対してさらなる貢献を続けていきます。