Santenはいつも患者さん視点にたち、取り組むべき疾患を特定し、疾患戦略を構築しています。加齢黄斑変性、アレルギー、ドライアイ、緑内障を基盤事業とし、疾患に応じた様々な製品開発を通じて基盤の価値最大化に取り組んでいます。また長期ビジョンの実現に向け、新規領域である近視、老視、眼瞼下垂、網膜色素変性症のソリューション開発も進めています。
基盤事業 | 加齢黄斑変性 | アレルギー | ドライアイ | 緑内障 |
新規領域 | 近視 | 老視 | 眼瞼下垂 | 網膜色素変性症 |
緑内障の課題のひとつである患者さんの治療負担軽減を目的に、眼圧下降点眼薬以外のソリューションを開発するため、グローバルな連携により取り組みを進めています。 眼圧下降は、緑内障臨床試験のエンドポイントの一つです。緑内障疾患の患者さんは、眼圧をコントロールするために2種類、3種類の目薬を点眼する場合があります。患者さんのなかには視野が狭くなったため、複数の目薬を点眼することが困難な方もいます。そこで、外部の研究機関やパートナーと眼圧下降点眼薬以外のソリューションとして「外科的手術」「視神経保護」を共同で研究しています。
近視初期から後期まで、患者さんの疾患症状を深く研究し、ベストインクラスの治療オプションを開発する包括的なアプローチを行っています。将来の失明リスクから子供たちを守るための低濃度アトロピン製剤の研究開発においては、キーオピニオンリーダーと連携した近視疾患の啓発活動が重要です。またアカデミアとの共同研究を通じ、開発中の低濃度アトロピン製剤と次世代製剤の製品化を目指しています。
老視による見えづらさから働き盛りの中高年を解放するために、評価システムを構築するところからアプローチを進めています。そのひとつに、水晶体の弾力性を維持する薬剤の研究・開発があります。Santenでは、構築した非臨床評価システムを活用し、現在では臨床指標の確立と早期POC*確認を目指しています。