2024年5月7日

「第17回Santenブラサカキッズキャンプ2024 in 関西」に視覚障がいのある子どもたち17名が参加

2024年3月30日(土)~31日(日)の2日間、参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)が特別協賛する「第17回Santenブラサカキッズキャンプ2024 in 関西」が、京都府立青少年海洋センター マリーンピア(京都府宮津市)で開催されました。

 

ブラサカキッズキャンプ*は、視覚障がいのある子どもたちを対象とした、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(以下JBFA)が主催する1泊2日のスポーツ合宿です。視覚に障がいがある子どもたちが、スポーツに触れ、学校以外の場で日常的にスポーツに取り組むきっかけになる場を提供しようと、2013年7月より開催されている活動で、Santenが協賛するのは今回が6度目となりました。Santenの社員もサポーターとしてキャンプに参加し、2日間、マンツーマンで子どもたちの生活や活動のサポートを行います。

ブラサカキッズキャンプのコンセプトは、「出会いと再会」。同年代の仲間や、コーチ、サポーターとともにスポーツやアクティビティを体験し、交流を深めると共に、保護者と離れて過ごすことで自律心が育まれることを期待しています。キャンプの間、子どもたちと保護者は別々のプログラムに参加するため、本キャンプは保護者同士をつなぐ機会にもなっています。子育てにおける共通の苦労や悩みを抱える保護者同士、意見交換会でお互いの環境や思いなどを打ち明ける場面が見られます。

*ブラサカキッズキャンプ:https://burasaka-kids.b-soccer.jp/camp.php

今年のキャンプには、全国から小学1年生から中学3年生までの計17名の視覚障がいのある子どもたちとその保護者が参加しました。

<1日目>
開会式のあと、体育館で体をほぐしボール遊び等を行った子どもたちは、グループに分かれて、「タンデム自転車」のアクティビティを体験しました。2人乗りのタンデム自転車は、サドルとペダルが2カ所についており、2人でこいで進む仕組みです。前に乗る目の見えるパイロット役がハンドルとブレーキを操作し、後ろに乗った子どもが息を合わせてペダルをこぎます。パラリンピアンでSanten社員Core Principle &CSV所属の葭原滋男が講師を担当し、普段は乗ることの難しい自転車に乗った子どもたちは、興奮しながら海沿いの会場敷地内を走行し、自転車競技の楽しさを存分に味わいました。夜はBBQとキャンプファイヤーが行われ、子どもたちは一日を振り返り、語り合いながら楽しい時間を過ごしました。

 

<2日目>
2日目は、浜辺で散歩を楽しんだ後、ボール遊びやアスレチック、「だるまさんがころんだ」をして思い切り遊びました。体力測定では、上体起こしや反復横跳びなど様々な種目に一生懸命に取り組み、2日目の成長を記録しました。持久走でも皆応援を受けながら頑張って走り切っていました。最後の閉校式では、今回のキッズキャンプを通してできるようになったことや、楽しかったこと、家に帰ってから頑張りたいことの宣言を参加者全員が発表し、2日間のキャンプは終了しました。

 
 

サポーターとして参加したSanten従業員からは、「目に関わる企業としての理念や社会的責任を再確認できた」「より一層、患者さんやご家族など支援している方々に貢献したいと強く思った」といった声が聞かれ、Santenの基本理念を再確認する機会にもなりました。

Santenは、眼科領域に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、「視覚障がいの有無に関わらず交じり合い、いきいきと共生する社会の実現」を目標に、視覚障がいに対する人々の認知・理解の向上、ともに楽しみ・価値観を共有できる取り組みの推進、視覚障がいの方のQOL(Quality of Life: 生活の質)向上につながる新たなソリューション探索と普及に挑戦しています。

-本件に関するお問い合わせ先-
参天製薬株式会社 コーポレート コミュニケーション
communication@santen.com