自社の医薬品に関する情報を医師や医療従事者に提供するMR(医薬情報担当者)。医療現場とSantenをつなぎ、患者さんへ医薬品を届ける橋渡しをする重要な存在です。Santenでは多くのMRが患者さん一人ひとりの目の健康を支えるために世界各地で日々情報収集や提案などさまざまな活動を行っています。
SantenのMRたちは、日々どんな思いで仕事に取り組んでいるのでしょうか。今回は、医療従事者や同僚から厚い信頼を得ており、企業のビジョンや価値観を現場で体現している一人として、眼科事業部 営業統括部 九州支店 鹿児島宮崎営業所のMR 春名健史に、仕事にかける思いや活動内容を聞きました。

祖父の緑内障が教えてくれた、目の健康の大切さ

MRを志したきっかけは、幼い頃の体験にあります。祖父が緑内障になり、進行するにつれて目の前のスプーンも見つけられなくなっていく様子を間近で見ていました。大切な祖父のそのような姿を見るのがとても悲しく、目の健康を守ることの重要性を身をもって感じました。
その後、就職活動をする中でMRという職業に興味を持ち、Santenを知ったとき、眼科医療に特化した製薬企業だからこそできる仕事の幅広さに魅力を感じたのです。Santenは眼科領域で幅広い疾患をカバーし、多種の製品を扱っているため、患者さんの症状に対して医療従事者へ多角的・複合的な提案をすることができます。疾患啓発や治療まで、目の一生をサポートできるのは他社ではできない仕事だと思いました。また、就職活動中に出会った先輩方の誠実な人柄や仕事への熱い情熱にも心を動かされ、「この人たちと一緒に働きたい」と強く感じました。

実際にSantenで働き始めて、眼科医療領域において未だ満たされていない医療ニーズ(アンメット・メディカル・ニーズ)が数多く存在することを知り、目という分野の奥深さを改めて実感しています。MRの仕事は、単に薬の情報を伝えるだけではありません。医師や医療従事者、MS(医薬品卸販売担当者)との会話をもとに医療現場での課題を探り、Santenの医薬品や収集したデータ、情報がその課題解決にどう貢献できるかを考えることが求められます。また学会への参加や講演会の企画運営を通じて、より多くの医療従事者と関係性を築き、製品の特性を伝えていくのも重要な業務の一つです。医師の先生とお話しする中で、Santenが貢献できる部分はまだまだたくさんあると感じる毎日です。

受け継がれてきた思いを胸に、常により良い提案を

 

SantenのMRは眼科領域のスペシャリストとして、先輩方が長年築き上げてきた眼科コミュニティとのネットワークやブランドがあるからこそ、医療従事者からも信頼を得ています。製品だけでなく、人とのつながりがSantenの強みです。歴史に守られているという心強さと同時に、それを受け継いでいく責任感も感じます。
だからこそ、現状に満足せずに絶え間なく進化を続けていきたいと考えており、チームメンバーと連携しながら、より良い提案をするにはどうしたらいいか日々追求しています。自分が定めた目標に到達できたときには達成感を感じますし、医療従事者の皆さんから「患者さんがすごく喜んでいたよ」「タイムリーに欲しかった情報をくれてすごく助かった」というお声をいただいたときには、MRとしての存在意義ややりがいを感じ、喜びがこみあげてきます。

Santenなら眼科医療のアンメット・メディカル・ニーズにいち早くアプロ―チする提案ができるという思いもあり、自分自身の進化を楽しみながら働けています。

チームとともに困難を乗り越え、大きく成長

MRは、仲間との協働が非常に大切です。鹿児島宮崎営業所では「Reach Beyond(さらにその先へ)」というチームビジョンのもと、6名がチームになって定期的なミーティングやロールプレイを行っており、年齢に関係なく積極的に意見交換をしています。チームで共に成長できる環境があるのがSantenの良さです。
特に記憶に残っているのは、2019年のアレジオンLX発売の際の出来事です。当初、薬の特性を前面に出してご提案していたのですが、なかなか医師の先生方に薬を採用していただけませんでした。そのときチームメンバーに思い切って相談した結果、「この提案内容では、製品が先生や患者さんの抱える問題にどう貢献できるのか伝わらない」と言われてはっとしました。自分の提案が製品ありきになっており、患者さんや医師の目線に立てていなかったことに気づいたのです。その後、どんな患者さんがどんな場面で困っているのか医師や薬剤師の皆さんから情報を収集し、 チームでベストな選択肢について議論を重ねたうえでご提案することで、先生方に認めていただけるようになりました。

「患者さん中心」「共に成し遂げる」—こうした姿勢はSantenの掲げる価値観にも含まれています。当時の出来事は、SantenのMRとして大切にすべきことに気づいた経験だったと思います。これを機に自分の意識や仕事のスタイルも大きく変わっていきました。困りごとや好事例を遠慮せず積極的にチームメンバーに共有し、コミュニケーションを密にとるようになりました。周囲からも「春名さん変わったね」と言われるほど、大きく成長した機会だったと感じています。今でも迷ったときには、行動原則や価値観に立ち返り、SantenのMRとしてのあるべき姿を見失わないようにしています。

チームとの連携は欠かせない。「MRが個々で成果を出す一匹狼だと感じたことは一度もないですね」

新たな挑戦と成長に向けて

今では患者さんに寄り添った提案をしてこそ、医師の信頼を得て薬を採用してもらうことができ、患者さんに薬を届けることができるのだと確信できるようになりました。成果が出たことで、仕事にも自信を持てるようになってきています。

今後のキャリアでは、まずは大学担当を目指したいです。大学病院は基幹病院への影響力も強いので、より多くの患者さんに薬を届けることができ、今後の医療を担う若手ドクターとの信頼関係を構築することもできます。近視領域、眼瞼下垂など新しい市場の開拓にも積極的に取り組み、よりチームやエリアに良い影響を与えられるMRになりたいと思います。

 

上司からのメッセージ

SantenのMRらしい活躍に期待

春名さんはコミュニケーション力を活かして活動出来ており、目標達成だけでなく、医師やスタッフの皆さん、チームをはじめとした人との関係構築を大切にするSantenらしいMRです。
以前は自信が持てずに消極的になってしまう場面もありましたが、素直な姿勢で成長を重ね、先生方からの評価にもその成果が表れています。成果に対する自信が次の挑戦への意欲へと繋がり、成長のサイクルが上手く回っていると感じています。これからも思いを持って楽しく仕事をする気持ちを忘れずに、自身が掲げる目標を着実に実現していってほしいと思います。

眼科事業部 営業統括部 九州支店
鹿児島宮崎営業所長
山田徹さん(左)

 

田中眼科 田中智明先生

医師からのメッセージ

大切なのは信頼できるMRであること

私がMRの方に求めるのは、まず人間としての信頼関係です。人間性や清潔感、マナーを見ています。お互いに関係が深まることで、コミュニケーションがスムーズになり、私の困っていることを理解してもらえるようになります。
春名さんとは長い付き合いで、類似製品が多く差別化が難しい中でもSantenの薬の良さを患者さん目線でしっかりと伝えてくれます。人間的な信頼があるからこそ、薬を採用してみようと思えるのです。
Santenは眼科領域で業界をリードする企業です。他社と差別化された、新しい薬をつくってくれることを今後も期待しています。

 

眼科事業部 営業統括部 九州支店 鹿児島宮崎営業所 春名健史
※所属は2025年8月現在

2018年Santen入社。鹿児島エリアにてMRとして活動。ジクアスLX、アレジオン眼瞼クリーム、リジュセアミニ、アイリーア8㎎など多くの新薬の発売プロジェクトを経験。