サプライチェーンの評価・管理

Santenは、責任ある調達行動を推進するために、サプライチェーンマネジメントを構築し、取引先をモニタリングすることにより、不買運動等のリスクを排除するとともに、責任ある調達行動を推進し、取引先と当社の企業価値向上を目指します。

CSR調達方針・ガイドライン

Santenは、取引先と協働しながら社会的責任を果し、持続可能な社会の発展に貢献していくことを目的としたCSR調達を推進するため、「CSR調達方針」を制定し、その推進のために取引先に遵守いただきたいことをガイドラインに示しています。

重要サプライヤーの定義

Santenでは、常に患者さんを中心に考えています。重要製品の選定においても患者さんへの影響を考慮し、①代替品の有無、②患者さんへのインパクトの観点から、自社が50%以上のシェアを持っていて患者さんの必要度の高い製品(※)を重要製品と定義しています。重要製品を患者さんに届けるために必要な製品を供給するCMO(製造委託先)、原材料メーカー、包装やラベル、滅菌などを含むサービス委託先なども含めて重要サプライヤーと定義しています。

  • 患者さんの必要度の高い製品:その製品がないと手術ができない、または失明してしまう重篤な疾患の薬剤または診断薬

目標の設定

Santenでは、サプライチェーンにおけるESGの取り組みを推進するため、2025年までの目標とKPI(評価指標)を設定しました。目標数値は年度ごとに見直しをおこなっていきます。

目標

  • 社会の持続的発展への貢献とSantenの事業継続上のリスクを低減し、グローバルレベルでステークホルダーからの信頼獲得に繋がっている
  • SantenのCSR 調達方針が重要取引先と共有され、遵守状況がモニタリングされている

KPI

重要サプライヤーのCSR調査
  • CSR調査評価率:85%以上
  • リスクのあるサプライヤー数:ゼロを目指す
サプライヤートレーニング
  • 重要サプライヤーへのトレーニング実施率:80%
購買部門のESG教育
  • 購買部門の従業員の教育受講率:100%

CSR調査の実施

Santenは、サプライチェーンにおける潜在的リスクを特定するため、CSR調査を実施しています。「CSR調達方針・ガイドライン」とガイドラインの遵守状況確認票を提示し、本ガイドラインに対する取り組み状況を確認しています。正式なプロセスとして、新規取引開始時と既存の取引先は3年毎に調査を実施することを定め、調査に取り組んでいます。
2020年度は製品供給にかかわるすべての1次取引先129社へ確認を依頼し、90%以上の取引先から回答を得ました。2021年度は2次取引先も含めた製造元への確認を進めてきました。これまでの調査で、重大な問題はありませんでした。ガイドラインに準拠していない取引先があった場合には、準拠していただくよう今後も働きかけていきます。また、調査に回答いただけない取引先に対しては、翌年も継続して対応を依頼し、対応いただけない場合には代替取引先を検討するなど、是正措置を取っています。
さらに、間接購買においても、取引先に対してCSR調達方針・ガイドラインへの同意取得を開始しました。
これらの活動を通して、当社は責任ある調達行動を推進し、サプライチェーン全体で社会的責任を果たすことで、取引先とともに企業価値向上を目指します。

サプライチェーンのリスクマネジメント

Santenは、事故や自然災害、気候変動など、サプライチェーンを取り巻くさまざまなリスクが発生した場合においても製品を安定供給できるように、複数工場での生産バックアップ体制や複数のサプライヤーからの原材料調達など、リスクマネジメントに取り組んでいます。
取引量や重要な原材料、代替先がない等の観点から重要なサプライヤーを識別して包括的にリスクを特定し、管理しています。

サプライチェーンの支出分析

Santenでは、安定調達を維持するため、サプライチェーンの地理的分布についても把握・管理しています。

一次サプライヤーの地理的分布のグラフと地域別の調達割合(日本)のグラフ

サプライヤーとの健全な関係

購買先・仕入先であるサプライヤーは、患者さんに医薬品等をお届けするための重要なパートナーであるとの考えから、「下請代金支払遅延等防止法」の遵守、提供情報の秘密保持はもとより、持続的に発展しあえる関係を目指し、相互交流や共同での品質向上、原価低減のための改善活動に取り組んでいます。また、サプライヤーの決定時には競合見積もりを行うとともに、品質、納期、経営上の信頼性などを総合的に評価するよう「購買管理規程」などの社内規程に定めています。利益相反防止については、取引先からの利益提供を受けないことを「参天企業倫理綱領」の「行動規範」に定めています。

取引先と当社工場関係者との意見交換会の様子