Inclusion(共生社会の実現)に向けた活動

当社は、視覚障がいの有無にかかわらず交じり合い、いきいきと共生する社会の実現に向け、視覚障がいに対する理解の向上につながる活動を積極的に行っています。

子どもを対象としたプログラムの実施

晴眼児童を対象とした取り組み

当社は、特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールと協働し、小学生を対象とした視覚障がいに対する理解を向上するプログラムを開発し、実際にイベントを実施しています。このプログラムは、視覚に障がいのある当社の従業員が「社員先生」となり、視覚に関する知識の向上や日常生活の中で視覚障がい者支援を自然と行えるようになることを目的としています。新型コロナウイルス感染防止を考慮して、プログラムはオンライン形式と対面形式の2パターンを用意しています。

プログラムに参加した子どもたちは、「今日、目が見えない人の気持ちがよく分かりました。目をすごく大切にしようと思いました(小学2年生)」や「目が見えないと、わからないことが多くなるとわかった。これから点字ブロックの上に物を置かないように気をつけようと思った(小学4年生)」などプログラムを通じて学びを深めています。

点字ブロックの上を白杖で歩く体験、慎重に足の裏で点字ブロックを感じながら歩いている様子

視覚に障がいのある子どもを対象とした取り組み

当社は、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)とのパートナーシップの下、JBFAが主催する視覚障がい児へのスポーツ支援に協賛しています。視覚障がい児が保護者と離れスポーツに触れることで、自律心を育てる「ブラサカキッズキャンプ」、次世代を担うブラインドサッカー選手の早期育成・強化、リーダーシップ醸成を目的とした「ジュニアトレーニングキャンプ」などの活動を支援しています。参加した子どものなかには、地元のブラインドサッカーチームのリーダー的な存在として活躍している人もいます。これらのイベントは参加した子どもの保護者同士をつなぐ機会にもなっています。子育てにおける苦労や悩みを抱える共通の立場にいる保護者同士だからこそ意見交換会などでお互いの環境や思いなどを打ち明ける場面も見られます。
従業員もサポーターとして参加し、視覚障がいへの理解を深めています。参加した従業員からは、「目に関わる企業としての理念や社会的責任を再確認できた」「より一層、患者さんや患者さんを愛する人々に貢献したいと強く思った」といった声が聞かれ、当社の企業理念を再確認する機会となっています。

参加した子どもと当社従業員が二人一組になって運動をしている様子
ブラサカキッズキャンプ 2019 in 西日本での集合写真

盲導犬育成支援

盲導犬育成のための寄付と啓発(日本)

日本にはおおむね1,000頭の盲導犬が活躍していますが、盲導犬希望者は少なくとも3,000人はいると推計され、盲導犬の普及が進んでいないのが現状です。当社は、2013年から継続的に盲導犬育成のための寄付を行っており、これまでに9頭の盲導犬が育成されました。また、売り上げの一部が盲導犬育成に寄付される自動販売機を4事業所に設置しています。

「盲導犬のトレーニング」について解説する様子

盲導犬学校への寄付と支援(米国)

米国のサンテン・インクは、米国およびカナダ全域の全盲あるいはロービジョンの人々に貢献し、業界をリードする盲導犬学校「Guide Dogs for the Blind」を継続的にサポートしています。なお、2020年度と2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響により一時的に支援を中止しました。

盲導犬学校「Guide Dogs for the Blind」で育成された盲導犬

視覚障がい者支援団体などのイベントへの参加

当社は、従業員が患者さん視点の意識を醸成することを目的として、支援団体などが実施する、視覚障がい者に役立つ生活用品などの展示会やお祭り、運動会などのイベントに、手引き誘導などのボランティアとして参加しています。2020年度と2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響によりイベントが中止や延期となり、従業員の参加は一時的に見送られましたが、今後は継続した活動を実施する予定です。