Santenは2021年1月に障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブである「The Valuable 500」に加盟しました。本イニシアチブへの加盟に際し、インクルーシブな改革を起こしていくことによって、障がい者が社会、ビジネス、経済における潜在的な価値を発揮できるような共生社会を創ることを目的としています。
Santenは、国籍、年齢、信条などにとらわれることなく、多様な人材と価値観を積極的に取り入れ、事業活動、企業価値向上へ生かしていきます。
人材のダイバーシティやワーク ライフ バランスなどに関する情報は社会データに掲載しています。
当社は、「ダイバーシティ・エクイティ & インクルージョン・ポリシー」を制定し、すべての従業員に平等な機会を提供し、また従業員の尊厳を守り、職場での相互尊重を促進するために、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンに取り組んでいます。Santenは、すべての従業員にとって、安全でインクルーシブ、そして敬意を払い、支援的な職場環境を確保しています。
当社は、雇用における機会均等と公正な待遇を提供しています。性別、国籍、民族、人種、肌の色、出身地、障がい、年齢、婚姻状況またはシビルパートナーシップ、妊娠、性的指向、性自認、表現方法、HIVまたはAIDS、親の地位、雇用形態、軍人および退役軍人、勤務形態の柔軟性、宗教または信条(ただしこれらに限定されない)いかなる理由でも、当社の採用または雇用において不法な差別を認めません。
当社は、ダイバーシティ・エクイティ & インクルージョン・ポリシーに基づき、経営幹部層および世界中のすべての組織において、ジェンダー・国籍・視覚障がい者を中心としたさらなる多様性の向上、多様な個人が能力を最大限に発揮できる組織づくりと人材育成に取り組み、報酬、教育、昇進機会等について、ジェンダー・国籍・視覚障がい等の多様性の如何によらず平等に機会を提供します。
事業のグローバル展開も加速し、2023年3月末の海外従業員比率は53.4%で、2023年7月現在執行幹部は20人中7人が外国籍です。
2021年5月、Santenは取締役会やマネジメントチーム等、企業の意思決定機関おける健全なジェンダーバランスを実現することを目的とした世界的なキャンペーンである「30% Club」の趣旨に賛同し、「30% Club Japan」に加盟しました。さらに、女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles)の趣旨に賛同し、同原則に基づき行動するためのステートメントに署名しました。
例えば日本では、2016年4月より施行された「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、行動計画を策定し、取り組みを進めてきました。
2022年4月1日から2025年3月31日までを対象にした第3期行動計画では、まずグローバルベースの課題への対応として、執行役員を含む部長級以上の役職及びそれらの役職への人材パイプラインにおいて、性別や国籍の多様性向上を目指しています。また、ライフステージに沿った働き方の多様性への配慮と仕組み作りをさらに促進するため、柔軟な働き方、インクルーシブかつ公平な採用活動とキャリア開発機会を提供することを目指しています。これらを推進していくための目標を設定し、行動計画を策定して取り組んでいます。
当社は、障がい者の雇用を促進するとともに、障がいの有無にかかわらず、働くことができる職場環境の整備に努めています。
Santenは2021年1月に障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブである「The Valuable 500」に加盟しました。本イニシアチブへの加盟に際し、インクルーシブな改革を起こしていくことによって、障がい者が社会、ビジネス、経済における潜在的な価値を発揮できるような共生社会を創ることを目的としています。
眼科のスペシャリティーカンパニーとして視覚障がい者の雇用と職域開発に力を入れており、視覚障がいのある社員によるブラインドエクスペリエンス(「見えない」を体験するプログラム)を実施して、社内外に向けて失明や視覚障がいに関する啓発活動を実施しています。また、視覚障がいのある社員と共に働く経験をベースとして考案されたプログラムをグローバルに展開しており、全従業員に「見えない」状態での業務を追体験する機会を提供しています。その中で円滑に業務を実施するための気付きや工夫について共有することで、視覚障がいの有無にかかわらず、誰にとっても働きやすい職場環境が構築されるよう働きかけています。
滋賀プロダクトサプライセンターの敷地内にある特例子会社の株式会社クレールは、「障がい者の雇用拡大という社会的責任を積極的に果たすとともに、生きがいと働きがいを感じる機会と場所を提供する」ことを理念とし1997年に設立されました。当社国内工場で使用する作業着のクリーニング、滋賀工場内清掃・製造工程準備、大阪営業所での事業所便作業などを主な業務としており、加えて、他社のクリーニングも請け負っています。
従業員一人ひとりの社会的自立をめざして、自主勉強会の開催や全国障害者技能競技大会であるアビリンピックへの参加の奨励など、さまざまな活動や挑戦を支援しています。
2019年1月、クレールは、「障がい者の定着支援のための職場環境提供に向けた先進的な取り組みを実施していること」、「積極的・継続的な障がい者雇用を推進していること」、「障がい者が活躍できる企業としての信頼性・社会性を兼ね備えていること」が評価され、厚生労働省委託事業受託団体である全国重度障害者雇用事業所協会より、「障害者活躍企業」として認証を取得しました。また、2021年9月、障害者の雇用の促進および雇用の安定に関する取り組みの実施状況などが優良と評価され、障害者雇用優良中小事業主(もにす認定)として、厚生労働大臣から認定を取得しました。
クリーニング作業
製造工程準備作業
大阪営業所での事業所便作業
当社日本法人における2023年6月の障がい者雇用率は2.8%で、法定雇用率を上回っています。