2025年9月4日

親子で目の健康について楽しく学ぶ 
「学びのフェス2025夏」で体験型授業を開催

2025年8月6日、参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)は毎日新聞社及び毎日小学生新聞主催の「学びのフェス2025夏」に出展し、目の健康について楽しく学ぶ親子向け体験型授業「目を大切に!ハッピーアイチャレンジ」を実施しました。

「学びのフェス」は、企業・団体による小学生向け出前授業を一堂に集めたイベントで、毎年春休みと夏休みに毎日新聞社及び毎日小学生新聞が主催するイベントです。今回、実践女子大学(東京都渋谷区)を会場に開催された「学びのフェス2025夏」には、36団体が出前授業を実施し、夏休み中の小学生とその保護者約1,500名が参加しました。Santenは約1時間の授業を3回にわたって実施し、計123名の親子と目の健康について考えました。

近年、世界的な近視人口の増加に伴い、日本でも視力が1.0未満の子どもの数が年々増加しています。文部科学省が実施した最新の学校保健統計調査では、その割合は小学生で36.8%、中学生で60.6%、高等学校で71.1%という結果が示されています1。Santenは、小児期から目の健康を意識することの大切さを認識してもらうことが重要だと考え、子どもたちが目の健康について自ら考えるきっかけ作りを目的に、本活動を含む様々な啓発プログラムを展開しています。

体験型授業「目を大切に!ハッピーアイチャレンジ」では、前半パートで「見る」仕組みを勉強し、視覚体験ゴーグルを着用して緑内障になった場合の視野の狭さや、白内障になった時の視覚の状態を疑似体験しました。目の状態や目の病気によって見え方が変わること、日常生活でどのような影響があるのかを学びました。後半パートでは、近視が進んだ状態を想像し、暮らしの中で直面し得る困難をグループに分かれてゲーム形式で考えました。スポーツや遊び、日常生活の様々なシーンを題材に、どのような問題が発生するかを考えてフリップボードに書き出し、異なる回答が出るほど高得点が得られるというルールのもと意見を出し合うオリジナルの「もしきん(もしも近視になったら)ゲーム」です。例えば、「サッカー」の場合、「相手チームにパスをしてしまう」、「違う場所にシュートをしてしまう」、「キーパーになったらボールを上手く取れない」など、様々な目線から困りごとを想像して回答を考え、近視になることや近視が進むことでの不便さについて当事者の目線で考えることができました。最後に、目の健康のために今日からできることを親子で話し合い、決意表明をして授業を終えました。

参加した親子からは以下の感想が聞かれました。
「ゲームで、もし自分が近視になった時にどうなるかがわかり、楽しかったし面白かった」(小学5年生 児童Aさん)
「普段目をこすってしまうけれど、目に良くないことを知った。今後気をつけようと思った」(小学3年生 児童Bさん)
「近視が緑内障・白内障につながることを、子どもの頃から知識として持ってもらうことができて良かった」(小学3年生・6年生 児童の保護者Cさん)

 

体験授業の様子

社員先生として登壇した、基本理念・サステナビリティ本部 基本理念・CSV推進部の大和田澪央はプログラムの最後に参加親子へ目の健康の大切さを伝えました。「目は視力だけでなく、視野や目の状態を知ることも重要です。子どもたちの目は今が一番見えている状態です。子どもの目を守るために、生活習慣の工夫や定期的な眼科受診を心掛けるなど、日常生活の中でできることから是非取り入れてみてください」。

Santenは、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、130年以上にわたり、人生のあらゆる段階における人々の目の健康維持・増進を追求してきました。これからも、近視をはじめとする目の疾患に対する取り組みを広く発信していくとともに、製品・サービスを通じて社会課題の解決に貢献していきます。

<参考文献>

  1. 文部科学省: 報道発表 令和6年度学校保健統計(確定値)の公表について.
    https://www.mext.go.jp/content/20250213-mxt_chousa01-000040132_1.pdf

【関連情報】

-本件に関するお問い合わせ先-
参天製薬株式会社 コーポレート コミュニケーション
Email: communication@santen.com